マットレスの手入れ ダニ・カビ対策、防止方法
低反発マットレスや、高反発マットレスは素材の特性上、通気性があまりよくない物も少なくありません。通気性が悪いと気をつけなければいけないのが「ダニ」や「カビ」の発生ですよね。
人間は睡眠中、季節を問わず、ひと晩で約300mlもの汗を分泌されているといわれます。この汗だけでもマットレスは水分を吸ってしまい、湿った環境に置かれている訳です。
朝起きて、マットレスの裏側を触ってみると、かなり湿っているのが分かると思います。そして、そのような環境はダニやカビが発生しやすいです。
ダニやカビが健康へ及ぼす影響は大きく、喘息、過敏性肺炎、アレルギー性鼻炎などの原因とも言われています。ダニに刺されると独特な痒みを伴います。
マットレスのダニ・カビ対策方法
マメにゆっくりと掃除機をかけてダニやホコリを除去する。
布団乾燥機を使う※ダニは50度で20分で死滅すると言われます。
天日干しする。
ベッドやスノコの利用で通気性を高める。
マットレスを立てかける。
部屋の換気で湿度を下げる※ダニは湿度55%以下で死滅
ダニやカビ対策には多くの方法がありますが、代表的な方法はこのような感じですね。
この中で現実的な方法は掃除機を使うことと、スノコやベットの活用、マットレスを立てかける、部屋の換気っといったところですね。
掃除機をゆっくりかけるのはダニがしがみついて離れようとしない事があるからです。また、ゆっくり吸う事でダニの死骸も一緒に吸い取れます。
天日干しは日本の居住空間を考えると、地方の住宅以外では現実的ではありませんし、天日干しではダニは駆除できないという説も聞きます。
これは、干す時間が足りず、マットレス表面温度が50度を超さないのが原因とも言われています。対策として、黒いゴミ袋等を破き表面に敷き、ピンなどで止めます。
そうすることで熱の吸収を高めてくれるのと、逃げ場を失ったダニを逃がさず駆除できるようになります。マットレス全体を黒色の袋で包めばよいのですが、そんなに大きな袋はあまりありませんからね!
天日干しをする場合、裏と表をしっかり陽に当てることもお忘れなく!
スノコはベットを使用していない方にはおすすめです。マットレスや敷布団の下に敷く事により、マットレスと床との間に空間を作り出し、通気性を良くしてくれます。
スノコを使用する場合、吸湿性や通気性に優れた桐(きり)素材のものがおすすめです。形状も様々で、2つ折の物や、ロール状に収納できる物があります。
2つ折のものは結構場所を取るので、部屋が狭いならロール状のスノコが向いてると思います。
※マットレスにおすすめなスノコの種類・比較
現在販売されているマットレスは、予めマットレス自体に「防ダニ、抗菌、防アレルギー加工」が施されているものが多いですが、より長くマットレスを使うためにも、定期的なメンテナンスはやっておいた方がよいと思います。
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